柿はどのように実をつけるか知っていますか?
私は柿農家に嫁ぐまで、そんなこと考えもしなかったです(^_^;)
柿の花は、早いものだと5月中旬頃から咲き始め、6月上旬頃咲き終わります。
その間に、ミツバチで受粉させていきます。
その時期になると、とてもかわいいミツバチの入ったボックスをお借りします。
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ちなみに、柿の花言葉は
「自然美、優しさ、恩恵、優美、恵み、広大な自然の中で私を永遠に眠らせて」
だそうですよ。
通常、雄花(おばな)から出た花粉が雌花(めばな)に受粉することで果実ができます。
ですが、私たちの柿畑に植えてある「西条柿」「富有柿」「伊豆柿」は
なんと!
木に雄花が咲かないのです。
もし柿壺にある品種で雄花が咲く木があれば、それは2万本に1本あるかないかで、大変貴重です。
柿は雌花だけでも実ができます。(品種によって差異はあるものの)
ただ、受粉させないと上手く実ができないことがあり、受粉は大切なことではありますが…。
では、雄花がないのにどうやって受粉させるんでしょうか?
実は、柿の中には雄花を多くつける品種があるのです。
その品種を柿園に何本か植え付けています。
柿壺では「禅寺丸」と「さえふじ」という受粉樹を植えています。
受粉樹は枝をとったり、蕾を間引きしたりしないので、枝いっぱいに実がなります。
秋には私たちの畑でのおやつとしても大活躍?です(*^_^*)
みなさんも柿を食べるときには、ぜひ柿の秘密にも想いを馳せてもらえたらと思います♪