私たち「柿壺」は島根県出雲市の平田地区で柿を育てています。
西条柿を中心に、富有柿、伊豆柿、太秋柿、陽豊柿を栽培する柿の専業農家です。
寝ても覚めても柿の事を考えてしまう私たちが、今年の柿の生育状況や柿畑での出来事、柿のうんちくなどを発信していきます。

2020.06.12
西条柿の干し柿

みなさんはじめまして。「唄う♪広報担当」今岡と申します。

 

 

 

今日は西条柿の干し柿についてお話したいと思います。

 

 

 

 

 

私は、西条柿という柿を全く知りませんでした。

 

名前すら聞いたことありませんでした。

 

存在を知ったのは、私が長崎から出雲に嫁いでからです。

 

 

初めに食べたのは渋を抜いた生のもの。

 

渋柿は干し柿でしか食べたことがなかったので、生で食べられるなんてびっくり!

 

あとで知ったんですが、長崎にいた頃もおばあちゃんが渋柿のへたに焼酎をつけて
渋を抜いて食べていたそうで、でも私はそれを食べたことはありませんでした。

 

 

 

今まで食べてきたのはサクサクとした食感の甘柿。

 

西条柿は歯がゆーっくり入っていく感じ…

 

かたすぎず、柔らかすぎず、どう表現したらいいか…

 

とにかく独特の食感で、渋柿とは思えないほど甘く美味しかったのです。

 

 

 

そんな西条柿で干し柿を作るのは、出雲の人には当たり前のこと。

 

うちではおばあさんが軒下に吊るして作ります。

 

出来上がる過程で虫が何匹もくっついていたのを見ていたので

 

勧められても食べる気になれず、「今お腹いっぱいで…」と断っていました。

 

 

 

 

こうして、西条柿を生で美味しくいただくようにはなったものの、

 

干し柿はというと、かたくて、作る工程で虫さんたちも食べて、おばあさんたちも喜んで食べる 。

 

そういう物として認識していき、食べることはありませんでした。

 

 

 

そして、出雲へ来て9年経った去年の秋、

 

ハローワーク推薦の、ここ「柿壺」で皮むきとして働かせてもらうようになって、

 

ついに西条柿の干し柿を食べさせてもらいました。

 

 

 

一口食べて

 

 

 

「えっ⁉やわらかいし…あまーーい‼」

 

 

 

もう一口食べて

 

 

 

「やっぱりやわらかい。ひきちぎらなくていいんだ✨」

 

 

 

 

私が今まで食べた干し柿は、歯を丈夫にしてくれそうなぐらいかたくて、味のうすいもの。

 

でも西条柿の干し柿は、やわらかくて甘い。

 

しかも柿壺の干し柿は、砂糖や着色料など一切使っておらず、硫黄燻蒸もしていない。

 

全くの無添加、完全自然食品なのです。それなのにこの甘さ…♡

 

 

 

どうしてこんな干し柿が作れるのか…

 

それは、干し柿の原料となる西条柿自体がものすごく美味しいからだという事で納得しました。

 

 

 

縁があって、はるばる九州長崎から、ここ島根県出雲へやって来て、

こんなに美味しい干し柿に出会えるなんて…。

 

 

 

干し柿のとりこになって8ヶ月。まだまだ勉強中です。

 

 

 

もっと詳しくなって、まだ西条柿の干し柿を食べたことがない人に教えていきたいです。