皆さんこんにちは。
「ハサミとギターの二刀流」洋介です。
最近全くギターに触れていないので、近々、一刀流になってしまう可能性が出てきました。
埃をかぶってしまう前にきちんと手入れして弾いとこう。
さてさて、今回は僕たち柿壺が栽培している西条柿についてお話していこうと思います。
一言に柿といっても世の中には1,000種以上もの柿があるんですよ。
大きく甘柿と渋柿に分けられます。
さらに完全甘柿・不完全甘柿・完全渋柿・不完全渋柿の4種類に分けられ、西条柿は不完全渋柿になります。
※完全甘柿・・・熟れたら勝手に甘くなる
※不完全甘柿・・・受粉して種が入らないと甘くならない
※完全渋柿・・・種が入っても渋いまま
※不完全渋柿・・・受粉して種が入ると種のまわりだけ甘くなる
柿というと普通平べったく横に広がったものをイメージすると思います。
西条柿は「柿」のイメージとは違い、縦に長くまた4つの溝があるのも特徴的ですね。
僕にはたまに黄金に見えますが(笑)
西条柿は中国地方で主に栽培されています。
そんな西条柿の歴史は古く、時は戦国時代。
毛利氏と尼子氏の合戦で兵士の保存食料として中国地方に伝わったと言われています。
干し柿にして腰からぶら下げていたという話も。
また甲斐の虎 武田信玄も
「渋柿を切って甘柿に接木(くっつけちゃう)するのは小心者のすることである。
ことに国の主ともなれば人工的な手を加えず、渋柿は渋柿のまま用いてこそ上手くいく」
と言っています。
国の主たるもの家臣の性質を見抜いて雇うべきという信玄の人事登用術だったようです。
柿の樹からそこまで感じ取る信玄公超かっこいいい。
という事で、柿は昔から人々の身近な食べ物だったようです。
話がそれまくりました。
柿壺が作っている西条柿、僕が出逢ったのは6年前になります。
何を隠そう、その存在すら知らなかった自分が恥ずかしい。
それまでの柿に対するイメージは
「カタい」
「味がうすい」
「秋になればどこからでも手に入る」
でしたが、全てひっくり返されました。
硬いでも柔らかすぎるでもない、弾力のある食感に、濃厚でジューシーな甘みが広がって、
飲み込んだ後もしばらくその甘さの余韻に浸って宙を舞うような・・・(笑)
大袈裟かもしれませんがそれくらいの衝撃と感動すら覚えました。
「一粒百行」
やはりしっかりと管理されたものは違うという事です。
という事で、僕の柿に対するイメージをがらりと変えた柿壺の西条柿。
あの感動を沢山の人に届けられる様、また僕がそうであったように柿が少し苦手だという方のイメージを変えられる様に、
今年もおいしい西条柿を一生懸命作っていきたいと思います。
以上一刀流になりかけの洋介でした。