いつもご愛顧賜りまして、誠にありがとうございます。
夏の暑さが思いのほか緩むことがないまま、今年もまた秋の訪れを告げる柿の季節がやってまいりました。
本年の島根県出雲地方では、春先からの好天と適度な雨にも恵まれた柿たちは、順調に生育してまいりました。7月には近年多発している線上降水帯による集中豪雨があり、柿園への冠水もありましたが柿たちの健康状態に大きな変化はなく、皆様に満足いただける秋の実りをお届けする事が、日増しに待ち遠しく感じております。
私たちの生活に長きにわたり多大な影響をもたらした新型コロナウイルス感染症も、感染症法上の位置付けが変わり、いよいよコロナ禍の終焉を迎えたように思います。長かったが故に平時を取り戻す事への希望と不安が入り混じった心持ちですが、振り返って思えば、コロナ以前もコロナ禍も変わらない営みと実りをもたらしてくれた柿の木たちの堂々たる姿には、誠に詠嘆いたします。
柿壺は今年10回目の収穫を迎えます。気候変動や物価高騰など不安定な世の中ですが、我々も柿たちを見習って、堂々と新しい時代に歩を進めて参りたいと思います。
すくすく育った柿たちが皆様に美味しく召し上がっていただくのを待ちきれない様子です。 朝夕寒くなって参りますので、皆様におかれましてはくれぐれもご自愛下さい。