2021.06.23

柿の木を剪定する3つの理由。失敗できない大切な作業です

どうも、はじめまして!柿壺期待のルーキーこと、むらぴーです。

皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今年も早いもので半年が過ぎました。
上半期を振りかえってみますと、柿壺は“剪定”という作業を行なっていました!
ということで、今回は剪定(せんてい)についてお話させていたただきます!

剪定とは

来年実をつける枝を選んで、それ以外の枝を切る作業のことを剪定と言います。
翌年の収穫に影響する、とても大切な作業です。

剪定する3つの理由

1.栄養を分散させないため

枝を剪定せずに残してしまうと、ひとつの木につける実の数が増えます。
そのぶん栄養が分散してしまい、大きくておいしい柿になりません。
剪定を通じて実を厳選することで、さらにおいしい柿になります。

2.木全体の形を調整するため

柿の木は太陽の光を求めてグングンと上に伸びます。
ところが高くなればなるほど、手が届かなくなり作業しにくくなります。
そこで、剪定で木の形をコントロールすることでその後の管理がしやすくなります。

3.枝の位置を調整するため

柿の木は放っておくと枝をどんどん増やし、枝や葉が密集します。
密集しすぎると、

・太陽の光が下の枝に当たらなくなる
・風通しが悪くなる
・実と枝がこすれて傷がついてしまい品質に影響する

など、よくないことがいくつもあります。
これらの理由から剪定は必要な作業です。

柿の木の剪定時期

柿壺では、収穫が終わる12月から3月にかけて剪定を行います。
これは地域によって異なります。


柿壺の剪定は木の個性を感じながら

柿の木は、形や大きさ、勢いの強さなど、同じものはありません。
柿の木も人と同じように、一本一本の性格が違います。

剪定の仕上がりによって、その年の柿の大きさや、味にも関わってきます。
剪定するときの判断基準が実は無数にあり、どの基準を優先するかを判断します。
一度切ってしまった枝は元に戻らないため、よく考えて枝を選ぶ必要があります。
とても頭を使う作業です。

実は、担当する農家さんによって剪定後の木の形が違います。
ぜひ平田に来た際は柿の木の形にも注目して見てください!

今回は剪定という作業を紹介しました!
美味しい柿を作っていくために我々も日々精進していきますので、今年の柿もぜひお楽しみ!!!

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私たち「柿壺」は島根県出雲市の平田地区で柿を育てています。
西条柿を中心に、富有柿、伊豆柿、太秋柿、陽豊柿を栽培する柿の専業農家です。
寝ても覚めても柿の事を考えてしまう私たちが、今年の柿の生育状況や柿畑での出来事、柿のうんちくなどを発信していきます。